松葉がに
「松葉がに」とは成長の進んだ、殻の硬いズワイガニの雄のことです。
まだ脱皮して間もない雄は「若松葉がに(水がに)」と言っています。
一方雌は「親がに」と呼ばれています。
「松葉がに」は山陰地方での名称で、北陸地方では「越前がに」と呼ばれています。
見分け方
- 松葉がに
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- 殻が硬い
- 重い
- ハサミが太い
- 若松葉がに
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- 殻が柔らかい
- 軽い
- ハサミが細い
- 親がに
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- お腹のフタが丸い
- 卵を抱えている
- 松葉がに
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- 殻が硬い
- 重い
- ハサミが太い
- 若松葉がに
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- 殻が柔らかい
- 軽い
- ハサミが細い
- 親がに
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- お腹のフタが丸い
- 卵を抱えている
- 美味しい松葉がにの見分け方
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- ずっしりと重く、殻の硬いものほど身入りが良いです。
- 脚の脱落したかには、見た目は悪いですが味は全く変わりません。
- 甲羅に丸い茶褐色のものがたくさん付着しているかにがありますが、これは「カニビル」というヒルの卵で、カニに対して全く悪影響はありません。
これが付いているものは、脱皮してからの期間が長い証拠で、身の詰まったものが多いです。 - 県内の沖合底びき網漁船が水揚げする甲羅幅11cm以上の松葉がには鳥取産を証明するタグを取り付けて市場に出荷しており、安心と信頼の品質を表す目印となっています。
- 美味しさの証明~産地証明タグ~
- 鳥取県の漁船が水揚げする最高の松葉がに(甲羅11cm以上の見入りの良いもの)には、漁船名を記したタグがつけられています。このタグは、鳥取県の伝統工芸品の因州和紙に境港でかに殻から生成したキトサンを配合して作られています。
- 鳥取県「松葉がにの日」11月第4土曜日
- 松葉がにの旬の時期であること、松葉がにの名称が登場する最古の文献等を参考に平成12年に選定されました。毎年この日、松葉ガニを水揚げする県内各地の漁港で多彩なイベントが開催され、松葉がにを買い求める人で賑わいます。
※「鳥取県立 とっとり賀露かにっこ館」より転載